「ノースウェスター2洋上風力発電所」が運開【住友商事】ベルギー沖の北海海域に風車23基設置

住友商事は、洋上風力発電事業開発運営会社パークウィンド社(ベルギー)と共にベルギー沖で開発・建設を進めてきた「ノースウェスター2洋上風力発電所」が5月12日に商業運転を開始したと発表した。

[画像・上:「Northwester2洋上風力発電所」外観(提供:住友商事)]

同風力発電所は、ベルギー沖約52km(水深約40m)の北海海域に位置する。世界最大の量産型風力発電設備となるMHIヴェスタス社(デンマーク)製の風車(発電容量9.5MW、全高約190m)23基を設置した。総発電容量は219MWで、年間に約21万世帯の使用料に相当する電力を供給する。事業期間は25年間。

住友商事は2018年8月、当時開発中であった同発電所の株式30%を取得し、事業参画した。同プロジェクトはパークウィンド社とのベルギーにおける4件目の共同事業となる。

風車23台が設置された(提供:住友商事)

総事業費は約900億円で、資金はノンリコースプロジェクトファイナンス中心に調達。ベルギー政府による補助金制度も活用した。

住友商事は、これまでにも日本、欧州、米国、南アフリカ、中国で風力発電事業に携わってきた。洋上風力発電事業では、ベルギーで3案件(ノースウィンド、ノーベルウィンド、ノースウェスター2)英国で2案件(ギャロッパー、レースバンク)、フランスで2案件(トレポール、ノワールムーティエ)の大型発電事業の開発・運営を行っている。

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