フィリピン・ミンダナオ島で風力発電事業に着手【自然電力/長大】環境省の公募事業に採択

自然電力は5月11日、共同事業者として参画している国際コンソーシアムが環境省の公募事業「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」に採択されたと発表した。これを受け、共同事業者はフィリピン・ミンダナオ島カラガ地域での風力発電プロジェクトに本格的に着手する。

[画像・上:風況観測機設置の様子(提供:自然電力)]

同公募事業は、建設コンサルタントの長大(東京都中央区)を代表事業者として、共同事業者の自然電力、フィリピンのエクイパルコ・コンストラクション社(EPCC)とエクイパルコ・ホールディングス社(EPHC)、事業SPCのカラガ・ウィンド・エナジー社(CWEC)による国際コンソーシアムによって進められる。

今後、4,200kW級の風車を8基設置し、合計約3万3,000kWの風力発電所を建設する。発電した電力は地域電力を所管する北アグサン州電力組合に売電する予定。プロジェクト全体は15万kWの出力規模を想定しており、今回のプロジェクトはその第1フェーズにあたる。

フィリピンでは、高い経済成長を背景に国内の電力需要が拡大しているが、同事業の対象地であるミンダナオ島カラガ地域には発電施設が極めて少ない。現状のピーク時電力需要(25万~30万kW)を満たすために必要な電力のほとんどは他地域の石炭火力発電所から長距離送電して賄われているため、送電に伴うコストが追加された高価な電力を調達せざるを得ない状況にあるという。

同プロジェクトの立地予定地域は、経済産業省の支援で2016年度・2017年度に実施した同地域における風力発電事業調査・可能性調査と風況観測・風況シミュレーションにより良好な風況があり、事業が実現可能であることが確認されている。

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