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松江市の江島工場でバイナリー発電を開始【三光】未回収分の熱エネルギーを利用
- 2020/6/29
- エネルギーマネジメント
- 新エネルギー新聞2020年(令和2年)06月22日付

廃棄物処理事業者の三光(鳥取県境港市)は、基幹工場である江島工場(同松江市)にバイナリー発電所施設を設け、今春から発電を開始した。
[画像・上:バイナリー発電機PC280(提供:三光)]
江島工場はストーカ式焼却炉、選別破砕ライン、固形燃料製造ライン、バイオマス製造プラントなどの施設を集めた複合施設で山陰最大級の規模と処理能力を有する。同工場ではこれまで廃棄物焼却炉排熱を利用した発電システムを導入していたが、そのシステムから排出される熱エネルギーには回収の余地があった。
今回、GPSSエンジニアリング(東京都港区)が設備設計・施工を担当し、工場内に建設したバイナリー発電所施設に中国大手空調メーカーであるTICA製バイナリー発電機PC280を設置した。

同発電機とそのシステムを直列に設置することで、未回収分の熱エネルギーをより効率よく電力へ変換することが可能になり、焼却処理に使用する電力の最大50~約30%に相当する発電量が期待できるという。出力は最大280kW、年間発電量は約160万kWhを見込む。
PC280は、国内では地熱開発(東京都港区)が輸入代理店となっている。国内外の地熱発電や海外の産業排熱では実績があるが、産業排熱発電用としては国内初となる。
今回のバイナリー発電設備の導入にあたり、三光は、「2019年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(廃熱・湧水等の未利用資源の効率的活用による低炭素社会システム整備推進事業)」の補助事業者として採択されている。

