変電所の保全業務を効率化【正興電機製作所/九州電力送配電】遠隔設備監視システムを共同開発

正興電機製作所(福岡市)と九州電力送配電(同)はさきごろ、変電所の保全業務を効率化する遠隔設備監視システムを共同で開発したと発表した。

同システムの導入により、従来現場に人が出向いて実施していた設備の状態把握や各種データの取得を自動化する。さらに、集めたデータをクラウドへ集積し、巡視点検・分析を効率化する。カメラや各種IoTにより、外観やメーター、動作状況などを遠隔地でも確認できるようになる。

データ取得には、アナログ計器(単針・三針メーター)に正興電機製作所が独自開発したカメラを付けて読み取る「指針センサー」を採用した。また、カメラで撮影した画像を高精度にデジタル変換する「メーター読取りソフト」、機器の動作電流を捕らえて回数・起動時間を計測する「CTセンサー」など、同社が培ってきたIoTセンサー各種のノウハウが活用されている。カメラやセンサーには汎用品も採用し、運用中の設備へ適用しやすくなっているという。

2018年から九州電力の配電用変電所で実証し、2019年には8カ所の変電所で運用を開始した。今後、約400カ所の変電所に導入するほか、鉄鋼・化学・石油プラントや鉄道設備など他分野への展開を目指す。

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