村田製作所がRE100加盟 日本企業46社目

村田製作所は17日、事業で使用する電力の100%再エネ由来化を目指す国際イニシアチブ「RE100」に加盟したことを発表した。2050年までのRE100達成を目指す。村田製作所の加盟により日本企業のRE100加盟社数は46社になった。

村田製作所はこれまでも、省エネや再エネ導入を推進してきた。積層セラミックコンデンサ(MLCC)など同社の主力製品である電子部品は、製造の焼成工程において高温状態を維持する必要があり、多くの電力を消費している。そこで、MLCC自体を軽薄短小化することで、一度に焼成できる個数を増やし、焼成時における電力・原材料使用低減につなげた。また再エネ導入においても、グループ10拠点以上で太陽光発電設備を導入している。2020年3月には岡山村田製作所(岡山県瀬戸内市)で、1,200台分の駐車場を活用した国内最大級(2,403kW)のソーラーカーポート型施設「村田製作所No.1ソーラーパワープラント」を導入した。同発電施設は今後、1,299 kWの容量拡大と共に同社製蓄電池と組み合わせることで発電量を最大限活用できるように整備し、事業所内での電力利用の最大化を進めていく予定だ。また海外では8月にMurata Electronics (Thailand), Ltd.で、建屋6棟分の屋根を活用した当社グループ最大規模のメガソーラーシステムも稼働している。

村田製作所はRE100達成に向け、同様の取り組みを今後も継続していく方針だ。

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