【特集「CSPI-EXPO2021」】施工・EPCに迫るDXの波 その可能性が詰まった展示会開催

第3回建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO2021)
◆2021年5月12日(水)~14日(金)
◆幕張メッセ(千葉市美浜区中瀬2-1)

建設機械や測量機器の業界を牽引する企業が一堂に会し、次世代を担う最先端技術、製品、サービスが集結する日本最大級の展示会「第3回建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO2021)」が、5月12日(水)~14日(金)の3日間、幕張メッセ展示ホールと屋外展示場にて開催される。

[画像・上:過去の開催の様子]

コロナ禍を契機に3密を回避するため、公共工事の現場では非接触・リモート型の働き方への転換が求められている。またポストコロナを見据えた業務効率や働き方改革に向けてのスピードアップが以前にも増して重視され、デジタル技術を活用して業務や組織、ビジネスモデルなどを変革するDX(デジタルトランスフォーメーション)が建設業界でも進行している。

このDX化により働き方が大きく改善されると予想される。現在、日本の中小企業でも既に始まっている「改正労働基準法の上限規制の執行」に関して、猶予を持たされていた建設業界でもその執行開始まで3年を切り、長年の建設業界の大きな問題であった長時間労働や人手不足と低い労働生産性などの課題に対し、待ったなしの解決策が求められている。

「建設DX元年」の到来ともされる本年。建設はデジタルでどのように進化するのか。先進企業は何に注力しているのか。世界をリードするCSPI-EXPO出展企業のDX関連製品・技術を紹介する。

諸岡 ブースNo.A-80/G-65
建設現場で活躍する全旋回キャリア2機種を展示

MST-4000VDR

諸岡は全旋回〈クルクル〉キャリアの新製品、「MST-4000VDR」と「MST-700VDR」を実機展示する。

MST-4000VDRは、シリーズ最大の最大積載量20㌧で、世界最大クラスの超大型全旋回キャリアダンプ。電子制御でジョイスティックにより走行・旋回・ダンプを直感的に操作できる。荷箱底板には耐久性に優れる高強度HARDOX材を使用。オートデセルやオートクルージングなどの機能を標準装備する。オフロード法2014年基準適合。

遠隔操作システムを搭載したキャリアダンプ

MST-700VDRは、最大積載量4トンの全旋回キャリア。電子制御ジョイスティックでの直感的な操作に加え、ボタンでスピンターン操作、高速・低速・スローモードへの切り替えが可能。また上部体を180度後方旋回した後も、旋回前と同様の操作で走行できる。メンテナンス面でも尿素水の供給が不要になり、ランニングコストが大幅に低減された。オフロード法2014年基準適合。

ほかにブースでは諸岡の先端技術を紹介するスペースを設け、「遠隔操作システム」、「AIカメラ・アラウンドビューシステム」、「M-eye(遠隔稼働管理システム)」を動画により説明する。遠隔操作システムは体験コーナーも設置。ブースから同社のデモセンターにあるキャリアダンプを遠隔操作できる。AIカメラ・アラウンドビューシステムは、展示するMSST-700VDRの車体に搭載されるため、実際のビューも確認できる。

コマツ

国内トップの建機メーカー、コマツ。今年創立100周年の同社は、日本の建設DXの旗振り役でもある。一部製品は他社製の建機にも後付け(ICT対応)でき、DXで建設業界全体の生産性を高めることを狙う。「SCレトロフィットキット」はICT機能のない従来型建機に後付けすることで、ICT建機と同程度の3Dマシンガイダンスやペイロード機能などの利用を実現する。i-Construction指定工事にも対応可能となる。

キャタピラー

世界シェアトップの建機メーカー、キャタピラーは、オートメーション(自動)/オートノマス(自律)運転技術、遠隔操作技術の市場導入を急ピッチで進めている。「Cat COMMAND(Catコマンド)」は、後付けできる遠隔操作キットで、装着により目視内(400m)の操作範囲で遠隔操作を可能にする。カメラや中継局を用意すれば目視外からも作業でき、危険な作業環境での安全性・生産性を向上させる。

コベルコ建機

コベルコ建機は建設機械の遠隔操作システムの開発を加速しており、現場事務所からの建機操縦など近距離環境の無線操縦システムを2021年度末までに完成させる計画だ。また光ファイバーケーブルなどの長距離環境の操縦に取り組み、25年度末に「建機テレワークサービス」の完成を目指す。

ヴィルトゲングループ

フェーゲル製ユニバーサルクラスのアスファルトフィニッシャ「SUPER 1803-3i」は、伸縮制御およびレベリング制御を自動で行う3D施工に対応するインターフェースを搭載し、信頼性の高い安定した合材供給、最大8mの作業幅、優れた機動性など、ハイレベルな特長を兼ね備える。オートセット機能で日常作業を自動化、迅速かつ確実な作業プロセスにより、建設プロジェクトの期限を短縮する。

タダノ

クレーン日本トップシェアのタダノは、クレーン作業を計画する際にクレーン性能の適合を確認できるサービス、「Lift API」を世界に先駆けて発表した。PCやタブレット上で、3Dの検討ツールを使って視覚的な作業シミュレーションができる。各種クレーン施工計画アプリや車両管理アプリとの連携はもとより、データを通じた新しい繋がりの創出も期待される。

トプコン

杭打ち・墨出し作業を飛躍的に効率化するレイアウトナビゲーター「杭ナビ(LN-150)」。「杭ナビショベル(3D-MG LPSショベル)」は、杭ナビをマシンガイダンスシステムの位置情報センサーとして利用し、3次元設計図面上でリアルタイムにバケットの刃先をガイダンスする。機械質量が6トン未満の小型ショベルにも装着でき、小規模工事でも活躍する。

そのほか、日立ソリューションズのデジタル技術を活用した建設業向け労働安全衛生トータルソリューション、アクティオのロボットを既存重機の運転席に乗せリモコンでコントロールするユニット「ロボSAM×5G」、インフォマティクスのウェアラブルデバイスに2次元図面や3次元BOM/CIMデータを原寸大で投影するシステム「Gyro Eye Holo」などや、ドローン関連製品などにも注目だ。

◆第3回建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO2021)~次世代を担う最先端技術が一堂に~
会期:2021年5月12日(水)~14日(金)
開催時間:10時~17時(最終日のみ16時まで)
会場:幕張メッセ 展示ホール1・2・3ホール、屋外展示場
入場料:3,000円(招待券持参者および事前来場登録者は無料、高校生未満入場不可)
主催:建設・測量生産性向上展実行委員会/問合せ先:03‐3237-3430

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