【年頭所感・2023年:企業㊱】孫 威威(ジンコソーラー 日本法人社長)「P型からN型への新しい常識・常態を創造すべく」
- 2023/2/1
- 特集
- 新エネルギー新聞2023年(令和5年)01月09日付

新年あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になり、厚く御礼申し上げます。 2022年は、私共において一言でいうと、「新常創造」でございました。2022年はロシアのウクライナ侵攻による石油・ガスの供給への影響、地球温暖化による世界各地での洪水等の自然災害と再生エネルギーの転換への加速がさらに求められた年と思います。日本においては東京都や川崎市の太陽光義務化が進み、太陽光発電は今後も再生エネルギーの中心として成長していくものと信じています。当社は2022年初頭にニューヨーク市場に続き、上海市場でも上場をいたしました。これにより、製造能力の大幅増加への投資を行うことができました。また、製品ではN型製品TIGER Neoを日本市場にも投入しました。高効率・長期発電保証・低劣化・高発電量により、日本市場においても〝良コスパ〟として評価されました。今後はN型製品への投資を進め、今年は製造能力の大半はN型になる予定です。多結晶から単結晶に変わったように、P型からN型への新しい常識・常態を創造すべく、昨年から活動をしてきました。世界においても、日本においてもN型の採用率が増えてきており、その中でジンコソーラーはトップランナーとして、今後も走り続けます。日本市場において、2019年から史上初、4年連続となる毎年1GW出荷を実現することができました。そして、2023年はジンコソーラージャパン株式会社の設立10周年のメモリアルイヤーになります。今後も日本の再生エネルギーに貢献させていただくよう、さらに精進してまいります。