≪特集「エネルギーイノベーション総合展」出展ブースピックアップ≫④アーク・ジオ・サポート
- 2024/1/31
- 特集
- 新エネルギー新聞2024年(令和6年)01月22日付

アーク・ジオ・サポート
小間番号:8P-09
Offshore Tech Japan2024
アーク・ジオ・サポートは、洋上風力発電の事前調査からO&Mまで対応する。ブースでは、陸揚部からケーブルルート、風車エリアの調査までのフィールド別適用技術を紹介する。
[画像・上:曳航中の「浅海用音波探査システム」]
自社開発した「浅海用音波探査システム」は、音源に小型水中スピーカーを用い、軽量小型を実現した高解像度の探査システムだ。震源を舷側に固定し、オリジナルの曳航ブイとの併用で、安定した正確な位置情報を持ったデータを取得できる。水深100mまでの浅海域を対象に海底下50~100mの地層構造を探査でき、小型船舶を用いて4名程度の少人数での運用が可能。安全および環境に配慮したシステム構成で、洋上風力発電の地盤調査をはじめとした、海底下の地層構造を把握することができる。
また、バイブロコアラーによる海底堆積物の採取では、未固定および半固定の海底堆積物から連続的で乱れのないコアサンプルを迅速に回収可能。振動コアラーヘッド、コアバレル、サポートタワー、逆止弁で構成され、コアバレルに直接接触する堆積物を振動により液化させる。従来のコアリングデバイスと比較し、高いコアサンプル回収率が見込める。
さらに、風車施設建設に必要な工学的物性データを取得できる「CPT(Cone Penetration Test)」装置保有会社と連携し、同社の従来からの水中計測技術を組み合わせることで、洋上風力発電事業者のニーズに最適なソリューションを提供する。