《【特集】スマートエネルギーWEEK【関西】》出展ブースピックアップ①ニプロン
- 2024/11/18
- 特集
- 新エネルギー新聞2024年(令和6年)11月11日付
ニプロン
脱炭素経営EXPO
ブースNo.A3-7
太陽光発電自家消費システム「PV Oasis」導入で自社工場の再エネ自給率96%を達成 そのノウハウを紹介
[画像・上:「PV Oasis」の大規模蓄電システム]
ニプロンは、昨年10月に三重県多気町に新工場(三重スマート夢工場)を建設し、太陽光発電自家消費システム「PV Oasis」の実証システム(EV6台同時再エネ充電が可能)を導入、再エネ自給率90%以上を目指すモデル工場として稼働している。ブースでは、同工場の実証で得られた情報を中心に紹介する。
「PV Oasis」は、太陽光発電と蓄電池を組み合わせて直流で制御するDCリンク型自家消費システムだ。交流変換による電力ロスを低減でき、非連系で自家消費システムの構築が可能となる。大規模/中規模/小規模の3タイプと再エネ100%充電が可能なEVソーラーカーポート向けをラインアップしている。
ブースでは、「PV Oasis」を用いて再エネ自給率96%を実現した三重スマート工場の事例を紹介する。高速同期検出型MCDTを組込んだ自立出力優先システムを採用することにより、逆潮流防止システムの影響なく太陽光発電電力を最大限活用することが可能となった。晴天日に再エネ自給率96%を達成し、導入当初と比較して再エネ自給率を大きく向上させた。また、直流のままつながるLED照明など、直流給電対応機器の紹介も行う。
更に、リパワリングでの出力効率改善に、「PVマキシマイザー」の導入も提案する。「PVマキシマイザー」は、ストリング毎のMPPT制御により発電可能なパネルから最大限電力を取り出すことができる。リパワリング時のPCS交換で既存パネルの電圧を最適化でき、異種パネルの混合も可能となる。電解コンデンサや冷却ファン不使用なので長寿命が特長だ。今回、リパワリング用途向けに、新型モデルのPVマキシマイザーを初披露する。