【《特集》2025ソーラーウィーク大賞】〝地域に貢献する〟受賞15案件を紹介・詳解

11月5日からの「ソーラーウィーク」シンポで授賞式も開催へ

[画像・上:大賞を受賞した水戸ホーリーホックの運営するソーラーシェアリング]

一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)は、本年も「ソーラーウィーク2025」を開催する。太陽光発電が国と地域に大きな便益をもたらす自立した基幹エネルギーとなることを目指し、事業者や自治体、需要家等の多くの関係者が参加し、克服すべき課題や解決策について共に考え、議論する。

11月5日・6日の2日間で太陽光発電シンポジウム、ソーラーウィーク大賞表彰式など、10日~12日の3日間でオンライン配信による各種セミナーなどが開催される。

「ソーラーウィーク大賞」は、地域に貢献し、地域から望まれ、他の模範ともなる太陽光発電の普及拡大に資する取組・事業とそれを支えている方々を対象に、地域への貢献などの観点から優れた事業・取組について表彰する。

受賞者の選考は、学識経験者による「審査委員会」にて実施され、今年は大賞、優秀賞、特別賞に、リサイクル事業特別賞と特別功労賞が追加され、15社の受賞が決定した。

[大賞]

茨城県東茨城郡城里町
ソーラーシェアリングを活用して電気と農作物の地産地消をしていく地域循環型共生圏づくりであるGXプロジェクト

代表事業者:フットボールクラブ水戸ホーリーホック

茨城県城里町の案件

地域とともに持続可能な未来を目指す「GXプロジェクト」として、約2,000平方mの耕作放棄地を活用し、太陽光発電と農業を両立させる「ソーラーシェアリング」を「GRASS ROOTS FARM太陽光発電所」として、今年6月に運開。「道の駅かつら」と「物産センター山桜」に電力を供給し、JAグループ茨城の指導・支援による有機野菜を道の駅ブースおよび「GRF BOX(サブスクサービス)」で販売。「Jリーグ気候アクション戦略」に準じた取り組みで、今後は耕作放棄地の土壌改良や有機JAS認定取得、加工品展開、Jリーグクラブが取り組む地域循環共生圏のロールモデルを目指す。

長野県南佐久郡南牧村
野辺山ヌーヴォー 〜農家が主役・長野県最大級・日本最高地点にある営農ソーラーで、自然と人とが豊かさを分かち合うトランスローカルな場づくりプロジェクト

代表事業者:野辺山営農ソーラー

パネル下ではホウレンソウなどを栽培している

長野県の日本最高地点にある約3万2,000平方mの広大な農地を利用し、農業とソーラー発電の営農ソーラーを展開。「野辺山ヌーヴォー」というコンセプトで「農業×エネルギー」を超えた地域づくりの構想が注目を集めている。発電所と併設する別荘を拠点に、野辺山の新しい対話と交流の場をつくった。敷地内の既設別荘はエネルギー自立型に改修した。地域コミュニティの場を「野辺山ヌーヴォー」とし、具体的ビジョンを共有しながら仲間を募り、環境エネルギー政策研究所(ISEP)の助言・伴走のもと、宮下農場、アグレス、生活クラブ生協諸団体、上田市民エネルギーとの事業連携を実現した。

[優秀賞]

岩手県久慈市
久慈地域再生可能エネルギー循環プロジェクト

代表事業者:monordaいわて

manordaいわてが発電した再エネ電力を、久慈地域エネルギーから地域需要家に供給する「再エネの地産地消」を実現。同時に、NAS電池とリチウムイオン電池を組み合わせたシェアリング機能付きハイブリッド蓄電所のビジネスモデル構築に向けた実証も行う。

山梨県・九州
百年ソーラー事業 ~持続可能な脱炭素社会を支える地方共創モデル~

代表事業者:ヒラソル・エナジー

自治体・地域の金融機関や企業など地域の資本と連携して、老朽化やFIT期間の終了により廃棄・放棄の懸念がある中小規模太陽光発電所を、デジタル技術とリパワリング(性能再生)により再生し、長期安定運営を実現する取り組み。

長野県上伊那郡箕輪町
地域ネットワークを最大限活用し自治体主導で実現した「国内最大級V2Xを備えた太陽光活用型災害レジリエンス強化モデル」

代表事業者:箕輪町

町内公共施設およびその駐車場カーポートへのオンサイトPPAによる太陽光発電導入、自営線でつながれた複数の公共施設で、発電した電力を最大限に活用する。災害発生時には、V2Xから役場に開設される災害対策本部に電源供給を行う。

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