動き出す国内RE100加盟企業の再エネ電力調達③大和ハウス:本社ビルなどに再エネ導入

【②丸井より続く】

2018年3月に加盟した大和ハウス工業は、4月1日より大和ハウス大阪ビル(本社ビル、大阪市北区)・東京ビル(東京本社ビル、東京都千代田区)・総合技術研究所(奈良市)などの全国の事務所・施工現場に再エネ由来の電力の本格導入をこの4月より開始している。

[画像・上:トラッキング付非化石証書を活用する大和ハウス(提供:大和ハウス)]

電源はグループ会社が発電事業として運営・管理している太陽光・風力などの全国310カ所・設備容量約329MWの再エネ発電所で発電された電力。発電事業はFIT制度を活用しているため、再エネ電気として供給するためにトラッキング付非化石証書を取得し環境価値を取り戻す。再エネの発電から供給・利用までをグループ内で完結するこのスキームを大和ハウスは「再エネの自給自足」と呼んでいる。

大和ハウスは再エネ電力100%達成時期目標を2040年に置いている。今後は2020年度中に全国の事務所38拠点や戸建・集合住宅などに合計2万8,000MWh、一般建築の施工現場に6,700MWh、合計3万4,700MWhの再エネ電力導入水準を達成し、グループ全体の総電力使用量の7%が再エネ由来とする予定。この割合を2021年度には10%、2030年に30%と段階的に引き上げ、2040年度に100%とすることを目指す。

【④積水ハウスへ続く】

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