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タグ:新エネルギー新聞2022年(令和4年)11月14日付
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連載「100%自然エネルギー地域をゆく114」自然エネルギー100%を目指すデンマークのスマートエネルギーシステム ~国際会議からの報告
2022年9月13日と14日の2日間に渡りデンマーク第三の都市オールボーにおいて第8回目となるスマートエネルギーシステムをテーマとした国際会議が開催され、前後2日の視察ツアーと合わせて参加しました。筆者は2017年からこの国際会議に毎年参加しており、この連載でも毎年記事を書いています。2020年と昨年はオンラインでの参加が余儀なくされましたが、今年は3年ぶりにリアルで参加する機会に恵まれました。 -
愛媛県内子町で「内子龍王バイオマス 発電所」が運開【大日本コンサルタントほか】熱は隣接する2施設に供給
内子龍王バイオマスエネルギーが発電事業者となり、今年5月に愛媛県内子町で着工した「内子龍王バイオマス発電所」が竣工し、10月13日に運転を開始した。内子町森林組合に出材された年間約3,600トンの間伐未利用材を原料とする木質ペレットを燃料にして330kWの発電を行う。発電システムは、ブルクハルト社(独)製の小型高効率木質バイオマス熱電供給装置を採用。 -
「境港バイオマス発電所」が鳥取県境港市で運開【東京エネシス】自社でEPCとO&M、燃料調達・供給
火力発電所や再エネ発電所の建設・保守を手がける東京エネシス(東京都中央区)は10月14日、鳥取県境港市で建設していた「境港バイオマス発電所」が完成し、運転を開始したと発表した。インドネシアやマレーシアからの輸入パーム椰子殻(PKS)を中心に、バーク(樹皮)材、木質ペレットなどを燃料として使用して発電する。出力は2万4,300kW、年間送電電力量は約5万5,000世帯分の年間電気消費量に相当する約1億6,632万kWhを見込んでいる。 -
水素燃料電池を活用した実証実験を共同実施【帝人/東急建設】渋谷駅周辺建設工事現場で来春より
東急建設と帝人はこのほど、東急建設が開発を進める渋谷駅周辺の建設工事現場において、水素燃料電池を電源として活用する実証実験を共同で実施すると発表した。水素燃料電池の活用による騒音や振動などの低減効果の確認、水素燃料電池の安全性・信頼性の評価などを目的に来年4月から実施する。 -
木質バイオマス発電所の燃焼灰を再資源化【九州電力/フジタ】土質改良材の試作に成功
九州電力(福岡市)と大和ハウスグループのフジタ(東京都渋谷区)は10月17日、木質バイオマス発電所から発生する燃焼灰の再資源化につながる土質改良材の試作に成功したと発表した。木質燃焼灰を適切に処理することで、軟らかい土を良質の土に変える材料である「土質改良材」の試作に成功した。 -
網走市で網走バイオマス発電所2号機が運開【JAPEXほか】3号機は来年2月稼働、合計出力1万9,800kW
石油資源開発(JAPEX)や三菱ガス化学など6社が出資する「網走バイオマス発電所2号機」が10月27日、北海道網走市で運転を開始した。北海道産材木を原料とする木質チップを燃料に発電し、出力は9,900kWを見込む。 -
小型メタネーション装置を販売【IHI】CO2と水素からメタンを製造
IHIはこのほど、CO2と水素を触媒で反応させて合成メタンを製造する小型メタネーション装置の販売を開始した。合成メタンは、天然ガスの代替燃料として事業所内で使用できるほか、都市ガス導管への注入により、他の事業所や一般家庭で使用できるようになる。 -
火力発電所で燃料アンモニア利用【IHI/JERA】マレーシアで共同検討を開始
IHIとJERAは10月26日、マレーシアの火力発電所で燃料アンモニアの利用・拡大に向けて共同で取組むと発表した。IHIのシンガポール法人であるIHIアジア・パシフィック(IHI AP)と、JERA子会社のJERAアジア(シンガポール)が基本合意書に調印した。 -
合成メタンの環境価値の可視化に向け共同実証実施へ【大阪ガスほか】デジタルプラットフォーム活用
大阪ガス、三菱重工業、日本アイ・ビー・エム(日本IBM)の3社はこのほど、合成メタンの環境価値の可視化・最適化に向け、システムの概念実証(PoC)を共同で実施することに合意したと発表した。 -
インドネシアで水素・アンモニア開発【東電HD】PPI社との共同研究に合意
東京電力ホールディングス(東電HD)とプルタミナ・パワー・インドネシア(PPI)社は10月18日、インドネシアで同国におけるグリーン水素とグリーンアンモニアの開発に関する共同研究合意を締結した。両社は今後、PPI社の地熱発電技術と東電HDの水素・アンモニア製造技術を融合し、最適運用技術の確立と、コスト競争力のあるグリーン水素とグリーンアンモニアの製造・輸送の実現を目指す。 -
西新宿の都営住宅跡地で水素ST運開 都有地有効活用+ST空白地での水素需要喚起を両立
10月、東京・西新宿で水素ステーション(ST)が運開した。「移動式」のSTで、ENEOSと(同)日本移動式水素ステーションサービス(ニモヒス、豊田通商・岩谷産業・大陽日酸が共同設立)がST運営事業者。新宿区内で運営される水素STはこれが初。 -
青果市場でFCFL実証運用開始=東京都
東京都は、燃料電池フォークリフト(FCFL)のトライアル利用を官民共同で11月から開始した。豊田自動織機製及びトヨタL&F製のFCFL計4台(定格荷重1.8トンと2.5トン)を多摩ニュータウン市場(多摩市)で実際に走行・集荷などの事業で使用。実利用を行う中でデータを蓄積し、運用上の課題抽出を行う。 -
「燃料電池でエビ養殖」実現へベトナムで開発開始【裕幸計装/工学院大学ほか】水槽汚泥由来のバイオガス活用で循環システム形成
日本の技術である燃料電池を使い、製造されるエネルギーを活用しエビの養殖を行うシステムの国際実証研究プロジェクトが、ベトナム南部のティエンジャン省で開始された。実施する機関は、設計事務所の裕幸計装(東京都目黒区)、工学院大学、九州大学、インターネットイニシアティブ、三菱総合研究所から成る産学のチーム。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による2020年度「エネルギー消費の効率化等に資する我が国技術の国際実証事業」に採択された後、事業検討などを行っていた。 -
次世代EV充電規格実証プロジェクトに参画表明【日立インダストリアルプロダクツ】350kW出力機を設置へ
日立インダストリアルプロダクツは、(一社)チャデモ協議会が発行したEV急速充電の日中次世代充電規格「CHAdeMO3.0(ChaoJi2)」仕様に準拠した、高速充電コネクタ搭載の高速充電器を開発、充電実証するプロジェクトに参画することを表明した。 -
出力90kW急速充電器がホテルニューオータニ東京で稼働【東光高岳】2台同時充電時に電力配分を最適化する機能も
東光高岳は、同社のEV用急速充電器の新モデルである「HFR-120B10」が、ホテルニューオータニ東京に国内初導入され、この11月より稼働したことを発表した。CHAdeMO(バージョン20.2)に準拠するHFR1-120B10は、出力が1口最大90kW、マルチアウトレット対応なので2口だと最大120kW。