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【年頭所感・2017年:学術・研究開発⑭】亀山 秀雄(〔一社〕創発的地域づくり・連携推進センター 理事/東京農工大学 名誉教授)「太陽と水と空気と土を活用したイノベーションによる地域創生」
昨年から始まった第5期科学技術基本計画は、Society5.0の構築を目指している。自然と共生する狩猟社会から自然を包含した農業社会の形成に進み、自然が蓄えた地下資源エネルギーを活用して生産効率の高い工業社会を築き、あら… -
【年頭所感・2017年:学術・研究開発⑫】柏木 孝夫(東京工業大学 特命教授・名誉教授)「脱炭素社会の実現」
本年はパリ協定の発効に伴い、脱炭素社会という難しい課題の解決に取り組む元年と言える。 まだ化石燃料を使わざるを得ない中、二酸化炭素(CO2)をどう削っていくか。その鍵となるのが再生可能エネルギーの最大限の活用と水素… -
【年頭所感・2017年:学術・研究開発⑬】山地 憲治(〔公財〕地球環境産業技術研究機構〔RITE〕理事・研究所長)「再エネは『複眼的視点』が求められる 新たなステージへ」
あけましておめでとうございます。 昨年は、地球温暖化防止のための国際的枠組みであるパリ協定が発効しました。エネルギー分野においては再生可能エネルギーが大きな推進役のひとつになると目され、その導入に追い風となることが… -
【年頭所感・2017年:学術・研究開発⑪】佐藤 建吉(〔一社〕洸楓座/〔一社〕efco.jp 代表理事)「『酉年』に呼応する飛翔の予感」
新年を迎えて、文字通り、こころを新たにする。これは、本紙読者に共通した思いであろう。著者は、二つの一般社団法人に加え、「わがふるさと応援隊」を、旧年十一月、一般社団法人を新たに組織した。三つ巴の新年となる。 これら… -
【年頭所感・2017年:学術・研究開発⑩】北村 和也(日本再生可能エネルギー総合研究所 代表)「本格的な分散化エネルギーの時代へ ~キイワードは、熱、VREとICT」
2017年は分散型エネルギーの本格的なスタートの年となることが「決定」している。年頭に決定とは何かと思うだろうが、押し戻せない流れがそこにある。これを裏付ける世界のエネルギーを巡る進化のスピードは想像を大きく超えている。… -
【年頭所感・2017年:学術・研究開発⑧】飯田 哲也(認定NPO法人 環境エネルギー政策研究所〔ISEP〕)「エネルギーとシンギュラリティ」
「2016年、太陽光発電は風力を抜いて最も安い電源になった」というニュースが暮れに飛び込んできた*1。わずか数年前にはほとんど誰も想像さえしなかった「新しい現実」だ。 しかも、これさえ単なる通過点でしかない。過去5… -
【年頭所感・2017年:学術・研究開発⑨】大野 輝之(〔公財〕自然エネルギー財団 常務理事)「日本でも自然エネルギーが主役の年に」
明けましておめでとうございます。 2016年は世界的に自然エネルギーの発展にとって画期となる年でした。年末には、世界の風力発電の設備容量は5億kWに、太陽光は3億kW近くに達したと見込まれています。更に重要なことは… -
【年頭所感・2017年:学術・研究開発⑦】藤井 良広(〔一社〕環境金融研究機構 代表理事)「浮上する日本のサステナブルファイナンス市場」
「約束」から「実行」へ――。新たな年を表現すれば、この2字に集約されるのではないでしょうか。 昨年11月にパリ協定が発効し、世界の国々による温暖化阻止の目標が国際公約になりました。オバマ氏からトランプ氏に大統領の座… -
【年頭所感・2017年:学術・研究開発④】楠 達史(城南信用金庫 城南総合研究所 特別顧問/リアルコム株式会社 独立社外取締役)「消費税3%引き上げで景気失速・逸失税収、ならば、 消費税3%引き下げ断行で景気回復・本来税収を確保」
日本経済は1998年以降停滞・不況基調が続いた。しかし、2013年4月からの(新たな)金融の量的緩和政策を背景に、2013年7~9月期・10~12月期のGDP実質成長率は、前年同期比で2.3~2.5%のプラス成長を達成し… -
【年頭所感・2017年:学術・研究開発⑤】豊田 正和(〔一財〕日本エネルギー経済研究所 理事長)「再生エネルギーは、質重視の第二ステージへ」
新年おめでとうございます。 2012年に、全量買取制度が導入されて以来、再生エネルギーは急増し、2017年末には、約65GW、総発電量の1割に達する見込みだが、2つの課題が指摘されている。 1つは、コストの高… -
【年頭所感・2017年:学術・研究開発⑥】西宮 伸幸(〔一社〕水素エネルギー協会(HESS)会長)「水素社会への道」
本年はFCV3年にあたる。2015年がFCV元年だったためである。本年は、また、ジョン・F・ケネディ生誕100年でもある。ケネディといえばアポロ計画であり、1960年代中に人間を月に到達させる、と1961年に声明を発表し… -
【年頭所感・2017年:学術・研究開発②】大和田野 芳郎(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所〔FREA〕所長)「福島再生可能エネルギー研究所、2017年の抱負」
昨年は、世界中で再生可能エネルギー導入が急速に進む中、日本でも、再生可能エネルギーによる発電量が全体の14㌫を超えたこと、省エネルギーが進み一次エネルギーが2010年に比べ10%減少したこと、温室効果ガスの排出量が201… -
【年頭所感・2017年:学術・研究開発③】牛山 泉(足利工業大学 理事長)「新エネルギー飛躍の年に」
21世紀に入り世界の再生可能エネルギーの導入量は拡大の一途を続け、特に風力発電の累積導入量は450GWを超え、原子力発電の累積導入量380GWをはるかに超えている。ちなみに太陽光発電は280GWであり、原発の65%に達し… -
【年頭所感・2017年:学術・研究開発①】松本 真太郎(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構〔NEDO〕新エネルギー部長)「今年は再エネ『原点回帰』の年」―我が国技術の強みはどこにあるか―
明けましておめでとうございます。 昨年の我が国再エネ市場は、FIT価格の見直しなどにより、「バブル」が弾けたと報道されるなど、一段落したかのような見方がありました。一方で、IEAの中期マーケットレポート(MTRMR… -
【年頭所感・2017年:主要企業㊲】小山田 大和(合同会社小田原かなごてファーム 業務執行社員/〔一社〕エネ経会議 事務局長/〔一社〕創発的地域づくり連携推進センター酒匂川流域小田原支部 支部長)「農業×エネルギーで地域を元気に」
新年おめでとうございます。 今、私たちの生きる世界はあらゆる仕組み・制度が転換の時期を迎えています。その中で日本人を支えてきた農業等に代表される一次産業の衰退はわが国の前途に暗い影を落としています。多くの地域で担い…